スリムケースが採用されている電源ですが・・・
一般的なATX電源よりも小さい「SFX規格」のものが採用されていることが多いです
*因みにTFX規格・BTX規格っていうのもあります(最近淘汰されつつあります)
中を開けるとこんな感じ(開けると保証対象外となります)
基盤に電源を制御させるための部品等が付いており、
それを冷やすためにファン(冷却ファン、通称ケースファン)が付いてます
ATX規格の電源であれば12cm
SFX規格電源の場合は8・9cmのものを採用している事が多いです
この電源に組み込まれている冷却用のケースファンが異音を発する事が多く
ホコリなどの異物が原因なことはもちろんのこと
SFX電源の様な小さな電源は風量を稼ぐ為に高回転で冷却するので
大きいATX電源と比べケースファンの故障率が高くなります
ファンの故障は電源そのものの致命的なダメージにつながるので
異音が出たら早めの対策が必要です
ケースファンの異音に対する対応は
①清掃点検
②電源まるごと交換
③ベアリング部の再潤滑作業
のいずれかとなっております
基本的には①・②を実施しますが
ケースファンが特殊なものの場合は③を実施することも
潤滑作業は一つ間違えると致命的な不具合が出る可能性があるので
きちんと下調べと清掃点検を行って上で行いますよ
潤滑が終われば動作テスト、
問題がなければ組み込みして様子を見てみます
様子を見て再度異音がなるようであれば
残念ながらまるごと交換が必要です
これからの季節、
熱くなってきますのでファンの可動率が高くなります
ガラガラと異音が発生してる状態を放置しますと
本格的な故障に繋がりますので
早いうちの点検・清掃をオススメ致します
以上